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五十肩・四十肩

五十肩、四十肩とは

よく肩が痛くなると、「五十肩かな?」「四十肩かな?」という話を聞くと思いますが、五十肩(四十肩)とはいったいどういうものなのでしょうか。

いわゆる五十肩(四十肩)は50歳を中心とした40~60歳で肩が痛くなり、腕が上がらなくなった状態をいい、医学的には「肩関節周囲炎」や「凍結肩」といいます。

「五十肩は放っておいても治る?」

答えはYesでもありNoでもあります。「はっきりしないなあ」と思われるかもしれませんが、確かに多くの方が放置しておいても自然と治ると言われています。しかし自然に治るのに要する期間は半年~2年ほどかかります。また、無治療の場合は1割くらいの方に後遺症が残るといわれています。

長く放置して関節が固まってしまうと、治すのに長期間を要することになりますので、早めに整形外科を受診することをおすすめします。

五十肩の症状は?

おおきく3つの時期に分けられます。

<炎症期>

はじめは肩の違和感から始まり、少しずつ肩を動かすときの痛みが出ます。そのうち痛みが強くなり、後ろに手を回せなくなったり、頭の後ろや脇に手を持っていけなくなり、腕を上げることができなくなります。また夜間痛といって夜痛みで寝れなくなることもあります。

<拘縮期>

関節を包んでいる関節包という袋が分厚く、固くなり、肩関節の動きが悪くなります。炎症期のような強い痛みは減りますが、肩の動きが全方向で動きが制限されます。

<回復期>

痛みは減り、少しずつ肩の動きが改善されていきます。しかし元に戻るまで6ヶ月以上かかると言われ、無理のない範囲でリハビリを行って行くことが大事です。

治療法

まずは炎症を落ち着かせるために鎮痛薬や、関節内注射をおこないます。だいたい2、3週間くらいで強い炎症が落ち着いてくると夜間痛などが減ってきます。

痛みのために肩関節周囲の筋緊張が強いことで痛みが出ていることもあるので、炎症が落ち着いてくると少しずつ無理のない範囲で肩関節を動かして行きます。

筋緊張が強い場合は、必要に応じてハイドロリリースブロック注射を合わせてリハビリを行います。

五十肩は症状が改善するのにどうしても時間を要するために、焦ったり、不安になることが多いですが、治療を続けていけば月単位で少しずつ改善していくので、焦らずリハビリを続けて行くことが大事です。

五十肩は自然と良くなることもありますが、早期に治療を始めることで辛い時期を短くすることができますので、「五十肩かな?」と思われる方は整形外科受診をオススメ致します。

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