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肩こり

 

 

肩こりの症状と特徴

肩こりとは

首、肩、背中にかけて痛みや重だるさなど人によって様々な症状を呈し、慢性化すると頭痛やめまい、眼精疲労などを伴うこともあります。主に筋肉の緊張や血流不良から起こる不快な症状で、多くの場合長時間のデスクワーク長時間同じ姿勢でいること、精神的ストレス運動不足で肩こりを経験する人が増えています。コンピュータ作業やデスクワークに従事している方に特に多く見られる症状です。日本人の約8割以上が経験すると言われる肩こりは、現代社会の生活習慣病とも言える状況です。肩こり自体は一般的な症状であるため、特別な治療が必要ないと思われがちです。しかし、肩こりによって生じる痛みや不快感は、日常生活や仕事に支障をきたすことも少なくありません。そのため、自分で感じる肩こりの症状を放置せず、早めに適切な対処をすることが重要です。

 

よくある症状

肩こりの症状はこれらだけではありませんが、これらの症状が一般的によく見られます。肩こりの症状が長引くと、疲れが取れにくくなるだけでなく、寝つきが悪くなるなどの睡眠障害を引き起こすこともあります。また肩こりは姿勢とも密接に関係しており、腰痛、背部痛にも影響を及ぼします。

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    • 首・肩・肩甲骨の痛みや張り
    • 重だるさ
    • 頭痛
    • 吐き気
    • めまい
    • 眼精疲労
    • 腕のしびれ
    • 疲労感
    • 集中力低下
    • からだの不調

 

肩こりの原因

 

長時間の同じ姿勢

日常生活での姿勢は肩こりに大きく影響します。長時間本を読んだり、デスクワークをしている現代人にとっては避けがたい問題です。このような状況では多くの場合、自然と頭を前に突き出し肩が前に出てきて背中が丸くなってきます。

頭がまっすぐ首に乗っている状態が首や肩の筋肉に負担がかからず安定しますが、姿勢が悪くなると、頭が体の重心から前に位置し、後頚部から背中にかけての筋肉に負担がかかり筋緊張が増えます。具体的には首が前に10度傾くと後頚部に約1.5倍30度 前に傾くと約3倍の 負荷がかかり、前傾角度が増すほど、僧帽筋などの首や肩の筋肉に大きな負荷がかかります。このような理由で、姿勢が悪いと筋疲労、血流障害を起こし肩こりが生じます。

 

精神的ストレス

現代社会では仕事や人間関係、家庭など様々なストレスにさらされています。適度なストレスであれば良いのですが、過度のストレスは無意識のうちに体に力が入り、交感神経優位となります。ストレスを感じると自然と体が緊張し、特に肩や首周りの筋肉が固くなります。さらにストレスが不安やイライラを増幅させるとさらに交感神経が強くなるという悪循環に至ります。ストレスは心理的な面から肩こりを引き起こします。

 

眼精疲労

集中して物を凝視すると、知らず知らずのうちに肩に力がはいってきます。肩に力が入ると、血流が悪くなり、筋肉が疲労し、痛みを引き起こします。また、眼精疲労は、ストレスや不安などの精神的要因でも起こりますし、先のデスクワークとも関係しお互い悪影響を与えます。

 

運動不足

筋肉は動かすことで、血液のポンプ作用が働きがあり、運動することで血流改善を促す効果があります。また運動することで筋肉量を維持、増加させたり、柔軟性を高めたりします。運動不足は、筋肉が硬くなりやすい体質を作ります。特に、肩や首の周りの筋肉は、適度な運動によって柔らかく保たれるべき部分です。運動不足による肩こりは、時間が経つにつれて症状が悪化し、痛みやしびれを感じることがあるので注意が必要です。

 

クリニックを受診すべき理由

 

その痛み、本当に肩こりですか?

肩の痛みがあるからといって、それがすぐに肩こりとは限りません。頚椎の神経圧迫や骨の異常など、他の深刻な疾患が隠れていることがあります。また内科疾患でも狭心症や胆石、胆嚢炎、肺がんなどが肩こりと似た症状を起こすことがあります。長引く肩の痛みや、通常の肩こりとは異なる症状がある場合は、整形外科の受診をおすすめします。

 

整形外科と整骨院の違い

整骨院は手技によるマッサージや体操での治療が中心で、症状が軽い場合は効果的な場合もあります。しかし長年整骨院に通ったが、症状が改善されない場合には、先に述べた頚椎の疾患や内科疾患が隠れていることがあります。整形外科ではレントゲンやMRIなどの検査を受けることができ、重大な疾患が隠れていないか専門の医師による診断や治療が可能です。またマッサージやストレッチだけ改善しない場合には、必要に応じた薬の処方や注射なども行います。症状が長引く場合、症状が重い場合は、整形外科での診察・治療をお勧めします。

 

肩こりの治療法

 

多くの方が困っていることからわかるように、「これをすれば一発で治る!!!」という簡単な解決策はありませんが、整形外科クリニックではお薬やリハビリ、注射などを組み合わせることで一人ひとりの状態に応じた多面的アプローチを行います。

 

お薬の役割

薬に対して少し迷いがある方もいるかもしれませんが、症状の軽減にはお薬が助けになります。あまり無理をして「痛み」が慢性化すると、脳が「痛み」を増幅させる「痛みの悪循環」を作り出すことがあります。お薬はこの悪循環を一時的に断ち切り、快適な状態へと導く役割を果たします。

もちろん、お薬だけで完全に治すわけではなく、上手に使用することが大切です。痛みが減った場合は、お薬を続ける必要はありません。お薬を適切に使うことで、より良い結果を得ることができます

また、特定の薬が効かないと感じる方も、必ずしも薬が効かないわけではありません。症状の程度が強い場合には、もう一段階強いお薬の使用も選択肢になります。個々の状態に合わせたお薬の選択は、あなたの健康への第一歩となります。

 

リハビリの効果

リハビリというと何をするのかイメージが湧かない方もいるでしょう。リハビリは筋肉をほぐすだけではなく、失われた機能を取り戻す素晴らしい方法です。ストレッチや可動域訓練によって、柔軟性を高め、筋力を鍛えることで、姿勢を整え、関節の動きを安定化させます。病気やケガに限らず、日常生活においても有効な手段となります。

肩こりの主な原因は、筋肉の血流不良にあります。リハビリはこの問題を改善するために非常に効果的で、体の使い方や姿勢の改善に特に力を発揮します。専門の理学療法士の指導のもとで、日常生活での正しい姿勢やストレッチ方法を学べます。実際に多くの研究がリハビリの有用性を証明しており、運動器リハビリは肩こりの症状を改善し、再発を予防します。さらに、精神的ストレスを軽減する効果も期待でき、全体的な健康の向上に寄与します。

肩こりにお悩みの方は、運動器リハビリをぜひ一度試してみてください。それはあなたの健康と快適な日常生活への一歩となるでしょう。

 

注射

肩こりに悩む方にとって、注射治療も一つの解決策となります。特に慢性的な肩こりや症状が強い場合、お薬やリハビリと合わせて、注射を上手に活用することが重要です。

「注射は一時的な効果しかないのでは?」という思いもあるかもしれません。しかし、厄介なこの痛みを、一時的にでも和らげることで、過敏になった交感神経を落ち着かせ、痛みを和らげること自体が重要な一歩となるのです。

また基本的に痛みを感じている原因は神経です。何らかの問題がこの神経に起こると、人の脳は「痛み」として感じます。

近年行われているエコーガイド下のハイドロリリースは、癒着している筋膜と筋膜の間にある神経を注射薬液で剥がし、神経の動きをスムーズにすることで、症状を緩和させる治療方法です。

お薬と同じく注射だけで解決するわけではありませんが、リハビリと組み合わせることで、その効果をより高め、症状の改善へとつなげることができます。

 

 

自宅での予防・改善方法

 

姿勢の改善

日常生活での姿勢が肩こりの大きな原因です。正しい姿勢を意識することで、肩こりを予防・改善することができます。たとえば、パソコン作業中の背筋を伸ばした姿勢や、テレビを見るときの椅子の高さなど、小さなことから改善を始めるとよいでしょう。正しい姿勢は、筋肉への負担を減らし、血行を促進するため、肩こりの予防に繋がります。

 

ストレッチ

肩こりの予防には、日々のストレッチが効果的です。肩や首周りの筋肉を柔らかくするストレッチは、緊張を和らげ、血行を良くします。特に、長時間同じ作業をしている場合は、定期的に休憩を取り、簡単なストレッチを行うとよいでしょう。

 

適度な運動

運動をすることは、全身の血行を促進し、筋肉の柔軟性を高める助けとなります。運動が苦手な方も、ウォーキングや軽いエクササイズから始めることができます。肩こりの予防には、筋肉を鍛える適度な運動が有効です。

 

こんな方に当院おすすめ

 

兎に角、肩こりが治らない!

色々通ったが、一向に改善しない肩こりに悩んでいる方。当院では、ハイドロリリースブロック注射を積極的に取り入れており、注射する部位も複数あります。以前の治療で効果が感じられなかった場合でも、違うアプローチによって改善する可能性があります。長年お悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

 

注射が気になる方

当院では注射は全例リアルタイムにエコーを見ながら行うことで、確実に目標とする組織に注射することができ、安全かつ確実に行うことができます。また当院では特に細い針を使用しており、注射時の痛みを最小限に抑えています。痛みはゼロではありませんが、「思ったほど痛くなかった」という声も多く頂いています。

 

頭痛に悩んでいる方

偏頭痛と思い、ずっと頭痛に悩んでいる方。肩こりが原因となっていることも考えられます。全ての頭痛に効くわけではありませんが、一部偏頭痛の方でも、注射が効果的なことがあります。一度ご相談下さい。

 

まとめ

肩こりは、多くの人々にとってなじみのある問題で、多岐にわたる原因があります。長引く肩こりは、他の深刻な健康問題に繋がることもあるため、自分で感じる異変には注意が必要です。整形外科クリニックでは、専門の医師による診断と適切な治療が受けられます。

日常生活での予防としては、正しい姿勢の意識、適度なストレッチと運動、リラックスの時間などが効果的です。これらは、誰にでも取り組めるシンプルな方法で、健康な体づくりにも寄与します。

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