痔の日帰り手術
当院では、仙骨硬膜外麻酔、という麻酔で日帰り手術を行っています。うつ伏せになり、背骨の先端付近にある仙骨という部分に麻酔薬を注入していきます。
十分に麻酔が効くと痛みが感じられなくなり、肛門括約筋も緩むので手術中に肛門内外の観察や処置をしっかりと行うことができます。
痔核、裂肛、痔瘻、膿瘍など多くの日帰り手術以外に、痛くて十分に肛門の診察ができない場合などにも麻酔をかけるとしっかり診察を行うことが可能となります。
術後は麻酔が切れるまで院内で休んでいただく必要がありますが、2時間程経つと歩いて帰宅することも可能となります。
肛門からやや離れた部位の臀部の粉瘤や、血栓性外痔核(おしりの血豆)や肛門周囲膿瘍のうち病巣が小さいものについては局所麻酔で手術を行うこともあります。
局所麻酔の処置の場合はすぐにお帰りいただくことが可能です。